今日はブリュッセル空港に来ています。この空港を、私は勝手に「ヨーロッパの鬼門」と名付けています(笑)
理由は後述しますが、今後ブリュッセル空港(Zaventem=メインの空港)を使うかもしれない方は私の失敗から参考にしてください。
鬼門1、電車
基本的に、ベルギーだけでなくヨーロッパ全体的にそうだと思うのですが、電車の遅れ(または渋滞)を計算に入れて、国際線は4時間前行動が基本です。幸い、私のフライトの日に電車が延滞したことはありません。
電車に関して、ベルギーはヨーロッパ周辺の国(特にドイツ)よりは信頼性があると思います。ドイツの電車は本当に悪名が高いです。まぁベルギーも時々あり得ないぐらい遅れますけどね♫
あと、ベルギーの電車って自動改札じゃないのですが、空港の駅だけは自動改札なので「ちゃんと動くのかな?」と毎回緊張します(笑)
鬼門2、荷物検査
さて、早々とチェックインを済ませ、まずは荷物のX線検査です。このX線検査、過去には1時間ぐらい並ぶこともありましたが、最近は検査レーンが改善されたのか、ヤバい渋滞は経験していません。
ちょっと検査官が日本・アメリカより甘い(?)気がしますが、「まぁそのお陰でこちらの待ち時間が短縮されたのだから良いか」(←ホントに良いのか?)と思ってしまいます。
まぁ荷物検査は許容範囲でしょう。
鬼門3、パスポートコントロール
さて、本命はパスポートコントロールです。
ブリュッセル空港のパスポートコントロール、なぜか並ぶ時がヤバいのです。
パスポートコントロールで3時間待ち?!
ある国際線フライトに乗る際、出国審査が3時間待ちだったことがあります。
パスポートコントロールの列先頭を見ると、検査官がいるボックスがひとつしか空いていません!なんとこの空港、EU市民以外のパスポートコントロールが数か所しかなく、しかも検査官が1人ということがよくあるのです。
これは、
・空港の設計の問題(ターミナルが有機的に設計されてない)
・雇用の問題(ストライキが多い)
・EUの首都という問題(EU市民なら自動ゲートですぐ、外国人だけが苦痛を味わう)
少なくとも、私はたまにアムステルダム空港やパリ空港を使うのですが、ここまでひどい渋滞に出くわしたことはありません。特にアムステルダム空港はスムーズに設計されてて羨ましい、と来るたびに思います笑
私はこの3時間待ちのおかげで飛行機を危うく逃しかけ、何人もの人に謝って列をカットインし、ダッシュでゲートまで行ったのに空港職員に「遅いわよ!」と怒られました。
そして、飛行機には無事乗れたものの、預け入れたスーツケースは空港に取り残されるという憂き目に遭いました。(職員が、この客は乗らないのだ、と思い気を利かせて、スーツケースをわざわざ飛行機から降ろしてくれていた笑)
というかですね、入国が厳しいのは分かるのです。変な人間に入国してほしくないですから。それは分かる。
だけど出国する時に、こんなに厳しくする必要ってどこにあるんですかね。たしかアメリカ等では、出国審査というものすらなかったはずです。
鬼門4 ANAラウンジ(スターアライアンスラウンジ)
最後は、ANA(SFCカードなど)・スターアライアンスラウンジを使う方向けアドバイスです。
ANA(スターアライアンス)で入れるラウンジは2箇所(メインターミナルとターミナルB)にあるのですが、ANA便やその他の国際線(EU以外)の飛行機でラウンジを使う場合は、ターミナルBにあるラウンジを使いましょう!
要は、メインターミナルのラウンジでゆっくりして、「さぁ、1時間前だしそろそろ行くか」と思ったら、パスポートコントロールで数時間待ち、という罠にハマる可能性があるのです。(私はハマった)
大事なことなのでもう一度言います。自分の飛行機がターミナルB出発の場合、ターミナルB以外のラウンジを使ってはいけません!
ブリュッセル空港の良いところ
ですが、そんなブリュッセル空港にも良いところはあるのです。
それは、空港の職員は大抵優しく、しかも日本語が喋れる(ほんの挨拶程度ですが)職員さんが多いことです。
私、これ(優しさと日本語能力)に関してはオランダよりもフランスよりも、ましてやアメリカなんか比較にならないぐらい、ベルギーが良いと思います(もちろん贔屓目もあります笑)
というわけで、空港の印象だけで「ベルギー最悪!」となる日本人が出てこないことを切に願っている私です。
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