国により、恋愛観はこうも変わる?

その他・雑学

こんにちは。今日はベルギー在住の私が感じる恋愛観の違いについて語っていきます。

例によって、この記事は私の独断と偏見に基づいています。

あるパーティーでの一幕


世の中に男女の話は溢れています。

私も日本、アメリカ、ベルギーと渡り歩いてきたので、それなりに様々なカップルの形を見てきました。

…が、そんな私でも

「この人たちの寛容さはすごいよね」

と思ったエピソードをご紹介します。

ある友人のパーティーに呼ばれました。

主催はベルギー人(Aさん)とカナダ人(B君)の夫婦です。

そのパーティーに、別のカップルが来ていました。

仮にこの別の夫婦を、ベルギー人(C君)とカナダ人(Dさん)とします。

画像はイメージです

このABCDの夫婦には、それぞれ子どもが数人ずついて、それぞれが仲睦まじいカップルです。

で、夜も更けてきたころ、話の流れでこの4名の過去が明らかになりました。

なんと、AさんとC君(ベルギー人の2人)は昔、婚約までしていた元カップルだったのです。もちろんそれぞれの配偶者、B君とDさんはそのことを重々承知です。

AさんとC君は続けます。

「いやぁ、あの時結婚するつもりで買った家だけどね、やっと最近売れて良かったよ〜。でた分の利益は2人で山分けだね♫」 

おお〜、婚約して2人で家まで買っていたのですね。

そんで今は別れてそれぞれの家庭があるものの、そのあとも家族ぐるみで付き合ってらっしゃるのですね!

なんか日本だったら修羅場フラグが立つ案件ですね!(笑)

このカップルたちの寛大さ、すごいなぁ〜と思ったのです。

まぁ一番すごいのは、その過去を知りながらも付き合いを許してるB君とDさん(配偶者の2人)の方かもしれませんね。

離婚後の子育てについて


もちろんこれは一例で、全ての西欧のカップルがこんな風に広い心で付き合ってるなんて言いたいわけじゃありません。

ただ、この夫婦に限らず、お別れ後(離婚後)でも友だちとして付き合っている人たちはこちらでは全く珍しくありません。

これを思い出したのは、最近日本で「共同親権」についてのニュースを見たからです。

ヨーロッパやアメリカでは、「共同親権」ってあまりにも当たり前なので議論にもならないと思うのですが、日本には日本の事情があるでしょうから、それは一旦ここでは置くことにします。

ただ、離婚後にお父さん(またはお母さん)に2度と会わせない、みたいな家庭が多い日本って、どう考えても子どもの権利が軽視されてると思うのです。(DVみたいなケースは例外ですが)

だって、離婚は完全に大人たちの都合ですから。

やはり子どもからしたら、どちらも世界に2人といないお父さんとお母さんなわけで、離婚したから「もう会えません」ってのはあまりにもな話だと思うのですよね。

元カレ元カノ(元夫元妻)が仲良くしたって良いじゃない?


この議論って、「西欧だから」とか「文化的に」とかって話ではないと思います。

単純に、元カレ(元夫)とか元カノ(元妻)という「ラベル」にどんな意味を持たせるか、その基準はそれぞれが自由に決めて良い、ということなんだと思います。

子どもが既にいる元カップルならなおのこと、そうでないカップルでも、一度は好きで付き合った人、その後も友だちでい続けられるならばこんなに心強い友人はいないはずです。

だから私は言いたいのです。

「元カレ元カノ(元夫元妻)が仲良くしたって別に良いじゃない?」

と。結局は、人と人とで成熟した付き合いができるかどうかって話です。

まぁ、それには双方にある程度の器が求められるとは思いますが…汗

恋愛に恥じらいもクソもありません。

人として魅力的であり好きであるなら(だから付き合ったはず…)、別れてからも友だちでいたって良いじゃないですか。

そして、あなたの大切な人が、過去の大切な人を今でも(別の形で)大切にしているって、なんか素敵なことじゃないですか?

冒頭のベルギー人カナダ人カップルから我々が学べることって、本当に多いんじゃないかな、と思うのです。

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